Linux コマンド shutdown

Linux

shutdownコマンドの基本

shutdownはコンピュータを停止するコマンドです。

停止とは、電源を切ったり、一時的に動作を止めたり、最低限の動作以外を止めたりすることを指す。

shutdownを行うと、コンピュータに接続しているユーザーにも影響が出るので管理者でなければshutdownコマンドは使えません。

メンテナンス作業や何かしらの不具合があって取りあえず、復旧させたい場合に使用することが多いので必ず覚えておきたいコマンドです。

また、同じ機能を持つコマンドには、haltコマンドもあります。違いは以下の通りです。

shutdownコマンドは、安全に確実にシステムを終了させますので、一般的な使用で推奨されます。
haltコマンドは、緊急停止的な意味を持ち、shutdownコマンドを使用しても、効かない場合によく使用されます。不測の事態に限り使用しますので、一般的な使用は非推奨です。

コマンドの基本動作

時間を指定して、shutdownする場合は以下の書式になります。

$ shutdown 時間

3分後にshutdownする場合は以下の通りです。

$ shutdown +3

午後12時00分にshutdownする場合は以下の通りです。

$ shutdown 12:00

今すぐにshutdownする場合は以下の書式になります。

$ shutdown now

ただし、これは停止するだけで電源は切れません。

上記コマンド後に電源を切りたい場合はコンピュータの操作マニュアルに沿って電源スイッチを切らないければいけません。

shutdownコマンドのオプション

オプション -h
コンピュータの電源を切る

オプション -r
コンピュータを再起動する

オプション -c
動作中のshutdownをキャンセルする

-hオプション:コンピュータの電源を切る

コンピュータを停止後に電源を切る書式は以下の通りです。

$ shutdown -h 時間

3分後に電源を切る場合は以下の通りです。

$ shutdown -h +3

午後12時00分に電源を切る場合は以下の通りです。

$ shutdown -h 12:00

今すぐに電源を切る場合は以下の書式になります。

$ shutdown -h now

-rオプション:コンピュータを再起動する

OSの動作を停止させ、直後に再起動するオプションで、書式は以下の通りです。

$ shutdown -r 時間

3分後に再起動する場合は以下の通りです。

$ shutdown -r +3

午後12時00分に再起動する場合は以下の通りです。

$ shutdown -r 12:00

今すぐに再起動する場合は以下の書式になります。

$ shutdown -r now

-cオプション:動作中のshutdownをキャンセルする

shutdownをキャンセルするオプションです。

ただし、時間指定がnowの場合は即時に他のコマンドを受け付けなくなるので本オプションは使えないので注意をしましょう。

書式は以下の通りです。

$ shutdown -c

予定されていたshutdownをキャンセルしてしまった場合

キャンセルはshutdownを実施したユーザーに通知されます。

これは、shutdownした端末に表示されるメッセージになります。

一旦23:55に再起動するようなコマンドを発していますが、他の端末からシャットダウンプロセスの停止があり、キャンセルされたことが通知されています。

また、shutdownコマンドを実行した端末の画面からであればCtrl + Cのショートカットキーでもキャンセルできます。

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