mkdirコマンドの基本
mkdirは「make directory」の略称で、ディレクトリを新規作成するコマンドになります。
Linuxのコマンドの中でも使用頻度が高いコマンドですので、必ず覚えておきましょう。
あまり使うことがないオプションも深掘りして説明します。
※ディレクトリとはWindowsでは、フォルダのことを意味します。
ディレクトリを作成する
ディレクトリを作成するには以下のコマンドを使用します。
$ mkdir ディレクトリ名
例えば、testという名のディレクトリを作成する場合は以下の通りです。
$ mkdir test
mkdirコマンドのオプション
オプション -m(–mode)
パーミッションを指定しディレクトリを作成します。
オプション -v(–verbose)
ディレクトリを作成した結果のメッセージを表示します。
-mオプション:パーミッションを指定しディレクトリを作成する
mkdirは指定がなければ、状況によってシステムで規定されたパーミッションが指定されます。
作成後に、意図したパーミッションを設定するには、chmodを使用しないといけません。
このオプションを使うことでディレクトリを任意のパーミッションを指定できるので、便利です。
パーミッションとは、簡単に言えば、ディレクトリやファイルごとに定義された、読み出し・書込み・実行などのアクセスに対する許可情報になります。
パーミッションについての詳細は、ここでは省略します。
例えば、testディレクトリにフルコントロール権限777を与えるには、以下の通りです。
$ mkdir -m 777 test
-vオプション(–verboseオプション):ディレクトリを作成した結果のメッセージを表示する
親ディレクトリから子ディレクトリまでいくつもディレクトリを作成する場合、どのディレクトリが新規作成されたものか作成しながら、一度に確認できると便利です。
-v(–verbose)はmkdirコマンドでディレクトリを作成した結果を表示させます。
$ mkdir -v ディレクトリ名
$ mkdir -v test
例えば、-vを使用するして、ディレクトリtestを作成すると以下の表示がされます。
mkdir:ディレクトリ ‘test’を作成しました