Cisco機器 CPU使用率の確認コマンド

Network

稼働中のCiscoルータに以下の現象が出てきた場合、CPU使用率が高い可能性があります。

  • ルータ本体のパフォーマンスが低い。
  • telnet / sshの応答が遅い、または、telnet / ssh接続ができない。
  • コンソール出力の応答が遅い。
  • ping応答が遅い、または、応答しない。
  • ルーティングアップデートを送信しない。

CPU関連のトラブルシューティングの代表的なコマンドとして、show processes cpuコマンドがあります。このコマンドは、ルータ内のアクティブなプロセス及び、それに付随するCPU利用率統計に関する情報を表示します。

確認コマンド

Router# show processes cpu

コマンドモード:特権モード。

コマンドリリース:12.0以降にサポート。

Router# show processes cpu
       CPU utilization for five seconds: 8%/4%; one minute: 6%; five minutes: 5% 
        PID Runtime(uS)   Invoked  uSecs    5Sec   1Min   5Min TTY Process
          1         384     32789     11   0.00%  0.00%  0.00%   0 Load Meter 
          2        2752      1179   2334   0.73%  1.06%  0.29%   0 Exec 
          3      318592      5273  60419   0.00%  0.15%  0.17%   0 Check heaps 
          4           4         1   4000   0.00%  0.00%  0.00%   0 Pool Manager 
          5        6472      6568    985   0.00%  0.00%  0.00%   0 ARP Input 
          6       10892      9461   1151   0.00%  0.00%  0.00%   0 IP Input 
          7       67388     53244   1265   0.16%  0.04%  0.02%   0 CDP Protocol 
          8      145520    166455    874   0.40%  0.29%  0.29%   0 IP Background 
          9        3356      1568   2140   0.08%  0.00%  0.00%   0 BOOTP Server 
         10          32      5469      5   0.00%  0.00%  0.00%   0 Net Background 
         11       42256    163623    258   0.16%  0.02%  0.00%   0 Per-Second Jobs 
         12      189936    163623   1160   0.00%  0.04%  0.05%   0 Net Periodic 
         13        3248      6351    511   0.00%  0.00%  0.00%   0 Net Input 
         14         168     32790      5   0.00%  0.00%  0.00%   0 Compute load avgs 
         15      152408      2731  55806   0.98%  0.12%  0.07%   0 Per-minute Jobs 
 Router#
上記出力を見て分かるとおり、過去5秒、過去1分、過去5分のCPU使用率が表示されてます。また、各プロセス別にも表示されてます。
基本的にCiscoルータでは、CPU使用率が50%以下であることが望ましいとされています。95%を超えるとほぼ固まってしまい、100%に達すると自動的に再起動をしてしまいます。
タイトルとURLをコピーしました