EtherChannelとは
スイッチの複数の物理ポートを論理的に1つに束ねることで、スイッチ間をより広い帯域幅で接続することや、物理ポートの冗長化をすることにより、1ポートに障害が発生したとしても、残りのポートで通信が継続できます。
EtherChannelの仕組み
EtherChannelは、複数の物理ポートを1つの論理ポートに束ねる機能です。
1つの論理ポートに最大8つの物理ポートを束ねることが可能です。
FastEthernetポートを使用する場合は、最大800Mbpsの全二重の帯域が使用可能になり、GigabitEthernetポートを使用する場合は、最大8Gbpsの全二重の帯域が使用可能になります。
ちなみに、FastEthernetポートを束ねることをFEC(FastEthernet Channel)をフェック
GigabitEthernetポートを束ねることをGEC(GigabitEthernet Channel)をゲックと呼びます。
設定可能なCatalystスイッチ例
- Catalyst 2960
- Catalyst 3560
- Catalyst 3560E
- Catalyst 3750
- Catalyst 3750E
- Catalyst 3850
※EtherChannelの機能があれば、設定可能です。
通信環境の想定
設定の概要
複数の物理ポートに対してEtherChannelのグループ番号を割り当てることにより、同じグループ番号を持つポートが1つに束ねられます。(channel-groupで始まるコマンドを使用時)
このとき、interface rangeコマンドを使用することで、複数の物理ポートを同時に設定することが可能です。なお、今回の設定では、対向のポートでのEtherChannelの設定状態に関わらず、強制的にEtherChannelを形成するonモードを使用します。そのため、対向側スイッチも正しくEtherChannelを設定する必要があります。
EtherChannelの設定例
L2SW01の設定
L2SW01> enable
Password:
L2SW01# configure terminal
L2SW01(config) # interface range gigabitEthernet 0/1 – 2
L2SW01(config-if-range) # channel-group 1 mode on
L2SW01(config-if-range) # end
L2SW01# copy running-config startup-config
L2SW01の設定
L2SW02> enable
Password:
L2SW02# configure terminal
L2SW02(config) # interface range gigabitEthernet 0/1 – 2
L2SW02(config-if-range) # channel-group 1 mode on
L2SW02(config-if-range) # end
L2SW02# copy running-config startup-config
設定のキーとなるコマンドの解説
- interface range gigabitEthernet 0/1 – 2 コマンドを使用して、Gigabit Ethernet 0/1と0/2のインタフェースコンフィグレーションモードに入ります。
- channel-group 1 mode on コマンドを使用して、Gigabit Ethernet 0/1と0/2にEtherChannelグループを定義します。