Cisco機器 CLI作業効率化 (検索フィルタコマンドの利用)

Network

CLI(コマンドラインインタフェース)では、検索をする際に、コマンドの特定の文字列を指定してフィルタリングすることができます。

企業のネットワークを構築しているルーターやスイッチでは膨大な構成情報が出力される為、目的の項目や状態情報が目視では、探しにくくなります。

そのような場合には、showコマンド、パイプ記号「」、フィルタコマンドを組み合わせて利用すると効率的に目的の構成情報を出力する事ができます。

出力結果を検索/フィルタするには、コマンドの後ろにパイプ記号「」を付けて、フィルタコマンド「begin」/「include」/「exclude」を使用し、その後ろにフィルタリングの条件となる検索文字列を指定します。

フィルタコマンドを利用した検索

Switch# [コマンド] |{ begin / include / exclude }[検索文字列]

コマンドモード:特権モード。

コマンドリリース:12.0以降にサポート。

  • begin:指定した文字列にマッチした行から出力表示します。
  • include:指定した文字列にマッチした行のみ出力表示します。
  • exclude:指定した文字列にマッチした行のみ出力表示させません。

running-configの中のインターフェース設定を確認したい場合

Switch# show running-config | include interface

実際の現場において、設定変更を開始する前に該当の構成情報を確認する為に、「show running-config | include [検索文字列]」というコマンドを使用する事が多いです。

また、ポリシーにライン番号がある場合は、「show access-lists | begin line [番号]」というコマンドも使用されます。また、excludeはほとんど使用しないといっても良いでしょう。

ネットワークエンジニアでは、必ず使用されるコマンドなので、是非覚えておきましょう。

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