Cisco IOSのCLIでは、各モードごと(特権モード、グローバルコンフィグレーションモードなど)に利用可能なコマンドが異なるので、利用可能なモードに移動しなければならない手間があります。それを解消するコマンドとして、doコマンドがあります。
doコマンドを使用すると、例えば、グローバルコンフィグレーションモードから特権モードのコマンドのsh runの実行ができます。これにより、グローバルコンフィグレーションモードから特権モードに移行する事がなく、設定中のコンフィグレーションを参照ができるのです。
コンフィグレーションモードから特権モードのコマンドを実行
コマンド書式
Switch(config)# do [特権モードのコマンド]
コマンドモード:特権モード以外のモード。
コマンドリリース:12.0以降にサポート。
コマンド
Switch(config)# do show runninng-config
省略形
Switch(config)# do sh run
ただし、doコマンドでは補完機能は利用不可ですので、その後に続くコマンドを省略系またはフルスペルで入力する必要があります。
doコマンドは、効率よく設定や確認作業ができる便利なコマンドなので、是非、使用してみてください。