Auto MDI/MDI-X機能とは
イーサネットポート側でストレートおよびクロスケーブルの自動判別をし、適切な通信の送受信を調整してくれる機能です。そのため、ユーザーは機器をスイッチに接続する場合にケーブルの種類を考慮する必要がなくなります。
CCNAでも試験範囲になっておりましたが、ルータ、スイッチ、PCの組み合わせでLANケーブルで接続する場合、ストレートケーブル、クロスケーブルで接続するかを考慮しないといけません。
例えば、スイッチ ⇔ PC間の接続ならば、ストレートケーブルを使用する。また、スイッチ ⇔ スイッチ間の接続ならば、クロスケーブルで接続すると言うようにです。
最近の市販されているスイッチングハブは、auto MDI/MDI-X機能が標準になっておりユーザー側は、意識する必要はないですが、古いスイッチングは接続するLANケーブルの種類を意識する必要があります。
Catalystスイッチにおいても、Catalyst2950以上のシリーズでは、auto MDI/MDI-X機能が標準になっておりますが、それ以前シリーズでは、手動で有効にする必要があります。
今回の設定では、Catalyst2940を例にしております。
こういうときに、Auto MDI/MDI-X機能が便利です。
- Catalystスイッチ同士は、クロスケーブルで接続しないといけないが、ストレートケーブルで接続する場合。
- CatalystスイッチとPCやサーバを接続するには、ストレートケーブルで接続しなければならないが、クロスケーブルで接続する場合。
Catalyst2940におけるAuto MDI/MDI-Xの設定
1.グローバルコンフィグレーションモードに移行します。
Switch# configure terminal
2.Auto MDI/MDI-Xの対象ポートを選択します。
例で、fastEthernet 0/2を指定します。
Switch(config)# interface fastEthernet 0/2
3.通信速度 AUTO/デュプレックスモード AUTOにします。
Switch(config-if)#speed auto
Switch(config-if)#duplex auto
4.AutoMDI/MDI-Xの設定をします。
Switch(config-if)# mdix auto
Catalyst2950以前のシリーズであれば、是非、試してみてください。