Cisco機器 拡張pingコマンド

Network

拡張pingコマンドとは

拡張pingコマンドを使用することで、送信元と宛先のIPアドレスを指定してエンド・ツー・エンドの疎通確認を行うことができます。

拡張pingコマンドを利用すると、pingパケットの発行数、データグラムサイズ、タイムアウト値、フラグメントの禁止を設定することができます。また、送信元IPアドレスを指定することができます。

これらの機能を使用するには、特権モードのコマンドラインで「ping」とだけ入力して[Enter]キーを押すと対話型で実行ができます。

こちらでは、RouterAのEthernet0 (192.168.0.254) からRouterBのEthernet0 (172.123.12.34) へのエンド・ツー・エンドの接続テストをしてみます。

実行例

RouterA# ping
Protocol [ip]:
Target IP address: 172.123.12.34 ⇒ 宛先IPアドレスを入力する。
Repeat count [5]:
Datagram size [100]:
Timeout in seconds [2]:
Extended commands [n]: y ⇒拡張コマンドを利用して、送信元IPアドレスの設定する。
Source address or interface: 192.168.0.254 ⇒ 送信元IPアドレスを入力する。
Type of service [0]:
Set DF bit in IP header? [no]:
Validate reply data? [no]:
Data pattern [0xABCD]:
Loose, Strict, Record, Timestamp, Verbose[none]:
Sweep range of sizes [n]:
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 172.123.12.34, timeout is 2 seconds:
Packet sent with a source address of 192.168.0.254
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/1/4 ms

対話型だと時間がかかるので、省略系では、1行で実行ができます。

対話型の省略系

RouterA# ping 172.123.12.34 source 192.168.0.254 repeat 5

ping 172.123.12.34 source 192.168.0.254 repeat 5

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