CiscoのIOSをバックアップ / バージョンアップするには、以下の条件が必要になります。
※IOS(Internetwork Operating System)とは、シスコシステムズ社製のほとんどのルータとスイッチで使用されているソフトウェアです。
- IPネットワーク環境
- TFTPサーバ(PC上のTFTPソフト)
- バージョンアップ用のIOSイメージファイル
IPネットワーク環境の準備
スイッチに管理用IPアドレスを設定し、TFTPサーバをIPネットワーク環境に設置します。
![](https://masaya-tech.com/wp-content/uploads/2021/06/TFTP_Network.png)
管理用IPアドレス設定については、以下を参考してください。
TFTPサーバの準備
ServaのTFTPサーバ機能を使用します。
ダウンロードと設定方法は、以下を参照してください。
![](https://freesoft-100.com/img/sc1/sc20/serva-51s.png)
USBメモリーに入れて使える、超軽量なHTTP / FTP / TFTP / DHCP / DNS / SNTP / SYSLOGサーバーソフト「Serva」
USBメモリーに入れて使える、超軽量なHTTP / FTP / TFTP / DHCP / DNS / SNTP / SYSLOGサーバーソフト「Serva」の評価とレビュー、ダウンロードや使い方を解説します。関連ファイルを合わせてもサイズ...
事前にIOS用のフォルダをPCに作成しておきます。
ServaをCommunityモードで起動させます。
起動させて、上部ツールバーを右クリック→「Setting」を選択します。
![](https://masaya-tech.com/wp-content/uploads/2021/06/Serva-1-1024x830.png)
以下の設定します。
- TFTPタブを選択します。
- Service Up/Downにて、TFTP Serverにチェックを入れます。
- TFTP Server IP addressにて、Bind TFTP to this addressにチェックを入れて、Cisco機器のIPアドレスを入力します。ここでは、Cisco機器のIPアドレスは、192.168.0.253としてます。
- TFTP Server root directoryにて、「Browse」を選択して、保存するディレクトリを選択します。ここではデスクトップの「Cisco」というファイルをルートディレクトリに指定してます。
- TFTP Securityにて、Noneを選択します。
- 「OK」を選択して、設定が完了です。
![](https://masaya-tech.com/wp-content/uploads/2021/06/Serva-5.png)