Cisco機器のオペレーションは、必ずCLI(コマンドラインインタフェース)の入力をします。
その際に、通常であれば、すべてのコマンドをフルスペルで入力するというネットワークエンジニアはまずいません。
Cisco IOSのバージョンによっても微妙にコマンドが違いますし、多くのコマンドをすべて覚えてはないのと、コマンドヘルプ機能を使用した方が素早く間違いのない効率が良いオペレーションができるからです。
これより、現場で必ず使用されるCLI操作方法を記載します。
コマンドヘルプ機能
CLIには、コマンド入力を補助する為の様々なヘルプ機能が用意されてます。
コマンド | 使用例 | 用途 |
help | Switch# help「Enter」を押下する。 | ヘルプの概要を表示する。 |
[Command] ? | Switch# show run ? running-config | 入力した文字列で始まるコマンドの一覧を表示する。 |
[Command] Tab | Switch# show run 「Tab」を押下する。 Switch# show running-config | 途中までに入力したコマンドを補完する。 |
[コマンド] ? | Switch(config)# cdp holdtime ? <10-255> Length of time (in sec) that receiver must keep this packet | コマンドのパラメータを表示する。 |
特によく使用されるのは、省略したコマンドを「Tab」で補完する操作です。
また、これらの補完機能は、他ベンダーのネットワーク機器にも有効です。
是非、覚えておきましょう。