ITIL (ITサービスマネジメントファンデーション) に合格しました!!

Certification

2008/4/28

2008年4月27日午後15:00より、ITIL試験を受験しました。
100点中65点が合格点なのですが、

本当に、際どかった・・・。(((( ;゚д゚)))

何とか無事に、70点で合格できました。(´▽`)

試験データ

  • 問題数:40問
  • 合格点:65点
  • 受験費用:20,160円
  • 試験時間:60分

受験結果

取得点数:70点 合格

  • Availability Management・・・・・・・・・・・・・・・100%
  • Capacity Management・・・・・・・・・・・・・・・・・・50%
  • Change Management・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80%
  • Configuration Management・・・・・・・・・・・・・40%
  • Financial Management for IT Services・・・0%
  • General・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66%
  • Incident Management・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75%
  • IT Service Continuity Management・・・・・・100%
  • Other ITIL(R) Topics・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100%
  • Problem Management・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50%
  • Relationships・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50%
  • Release Management・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100%
  • Service Desk・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100%
  • Service Level Management・・・・・・・・・・・・・・・66%

学習書籍

IT Service Management教科書 ITIL ファンデーション (翔泳社)

IT Service Management教科書 ITIL ファンデーション (翔泳社)

ITILとはどんな資格?

1980年代に英国政府機関がITサービスを導入していたが、投資していた費用に対してなかなか期待していた効果が発揮できないことに不満を持ち、調査チームを結成。そして、ITサービス活用の最適事例(ベストプラクティス)を調査し、収集、ITを活用して業務の遂行を効率化させる方法論として体系化した。それが、ITILである。

一般的にITサービスの全体の中で一番、費用がかかっている工程は下流工程の運用・保守である。なんと、全体の投資費用の70%が消費されているという。ITILの中のサービスマネジメントはそこにメスを入れ、サービスを要求に応じて適切に提供すること、高い投資効果で継続的に改善していくことを目指している。

こうした視点から、運用管理業務を、日常的にユーザーが必要なサービスを利用できるようサポートする「サービスサポート」と、サービスを高い投資効率で長期的に改善していく「サービスデリバリー」の2つに分けて考える。

そうすることで、実際のITサービス導入によって、費用対効果の最大化を望めるということである。
実際には各企業によりITサービスの導入に環境は様々、臨機応変に適切なプロセスを導入する必要がある。ベストプラクティスをそのまま導入しても、必ず同じ効果が現れる訳ではないので注意が必要である。

全体的な感想

私が主に携わっている業務も下流工程になりますので、すごく為になりました。また、1,2年後には必ず、設計、開発といった上流工程の仕事をしなければならない為、常にコストということを念頭に置きながらシステム構築をしていかないとなりません。したがって、どのようなシステムにすれば、高信頼性、高可用性を維持できるか?ユーザーにとってどんなシステムならば、負担がなるべく掛からないか?というような常にSEが頭を悩ませる問題を解決して最適なシステム構築をする為のヒントになります。ITシステムを構築、設計するのは上流、しかし、実際に運用していくのはユーザーです。その、ユーザーの状況に立ってシステムを構築しなければ、どんなに優れたシステムも価値をなしません、その為には下流工程のベストプラクティスを理解することはすごく力になります。

とりあえず、ITILサービスマネジメントの概要しか学習していませんが、今後の仕事に活かしていけると思います。

試験内容を見た瞬間!!全く、教科書に出ていない問題ばかりで固まりました。が、なんとか、30分弱で全ての問題を解き、40問中26問正解すれば65点で合格できるために3回ぐらい見直しました。1回目の見直しで、ここは90%以上の自信があるという問題をチェックして配布されたマス目ボードに書いていくと正の数が5個で止まってしまいました。
5×5で25個で後、1つがどうしても自信がなかったです。2回目の見直しで、おそらくこれが正解だな?という問題を見つけ訂正しました。3回目の見直しで合格基準点の26個以上の正解であるという確信し、自爆ボタンをクリック!!

点数の表示がされずに「レポートを印刷しています。」というメッセージのみが表示されて、心臓バクバクの状態で試験部屋を後にしました。

(((( ;゚Д゚)))ガクブル

受付の方からレポートともらったときに70点合格の文字が見えて、安堵しました。20,000円以上の試験費用なので不合格ならどうしようと思っていました。

なにはともあれ、後半の見直しが効きました。(^∀^)

教科書に掲載されている模試の内容は全章の理解確認程度のものであり、実際の試験に出てくる問題は単に単語自体の意味や出題されるパターンを暗記しているかといったものではなく、ベストプラクティスなども考慮し全体的な応用力を試されるものでした。
ただ単にITILの単語や語彙の丸暗記しているだけでは合格は難しく、本書の全体的な理解がすごく必要であるなと感じた試験でした。

正直、舐めていました…。(’A`|||)
実際、ITILの教科書代を出すのを惜しんだ為に会社で教科書を借りて暇があるときに勉強しました。そして、全ての章を終えて、巻末問題の120問をやり、もう、簡単に合格できるなと余裕を持っていました。勉強時間も大体5日ぐらいでした。
本当に手を抜いていました。(ノ∀`)ノ∀`)ノ∀`)ジェトストリームアチャー

ヘルプデスクが主な事例でしたので、「前職がヘルプデスク的なことをしていたなぁ」という方にお勧めしたい資格です。私はヘルプデスクなる仕事をしたことがないので、その例を見ながら「大変な仕事だなと思いました。」と同時に、ITサービスの中ではなくてはならない仕事であるとも認識しました。

※本記事は自身の過去ブログからの転載です。アーカイブとして作成しております。

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