今週の市況観測
先週も先々週と変わらず、円安が進んだら、財務省と日銀の円安を阻止する声明を出して、円高にするの繰り返しでしたね。結局、為替介入をちらつかせながら、口先介入で済ませようとしているのが、市場から見え見えでしたね。
財務省としては、為替介入するための外貨準備高を使用したくないですからね。
全て使い果たして、ドル売り円買いをしたとしても、精々、2円~3円程度の円高になるぐらいで、手段を使い果たしたら、そこを狙って海外の投機筋が円売りを仕掛け来るのは明白で、そうなると、円は、150円を突破し200円を目指すでしょう。
だとしたら、我が国ができる対応は、為替介入は温存しつつ、口先介入で時間を稼ぎ、欧米の利上げのペースが落ちるまで待つというのが最善の策のように思われます。
有効な策は一つしかなく、利上げだけですが、これをやれば、自己破産者、住宅ローンが払えなくなり任意売却、体力がない中小企業の倒産、失業者が増え、金融機関が倒産し、一気に日本経済は、2000年代のデフレ不況に戻るでしょう。
円安は日本経済にとっては、プラスです。
9月14日に、生活用品大手のアイリスオーヤマが、約50種類の製品の生産を中国・大連から国内の工場に移すことが記事になっているように、製造業にとっては、海外の安い賃金の国から、国内への回帰が促進されます。特に、中国のような、非民主主義国家で、共産党の一党独裁で物事がすべて決められるような国で商売をすることは、リスクが大きすぎます。また、欧米を中心として、中国離れが起こっていますので、撤退する良い機会でもあります。
さて、今週のドル円の終値は、142.940円で、143円を少し割れたところに推移してます。
来週の9月21~22日は日銀の金融政策決定会合が行われますので、そこで、黒田総裁から行き過ぎた円安に対する何かしらの発言があると思います。市場が具体的な対応を何もしないと思われば、円安が進行し、具体的な対応をすると思われば、円高が進みます。
私の予想ですが、8月から9月に入ってから、円安に対して、財務省と日銀がやっていた口先介入について、市場が飽きてしまって、ほとんど影響しないと考えてますので、発言で、一時的に円安になり、141円後半まで、円高になるでしょうが、その後、143円台まで戻り、それから口先介入をしても効果がなく、144円が定着して、145円を目指す展開になると思っています。
投資結果
FX (外国為替証拠金取引)
今週も週の始めは、142円後半から週の中盤は、145円近くまで、円安になり、その後、日銀のレートチェックしたという報道が流れました。これ以上、円安になれば、為替介入するという警告を出し、142円後半に落ち着くという±3円を行ったり来たりというボラティリティが高い相場になりました。
先週に引き続き、財務省と日銀の口先介入で乱高下するだろうと見越して、ドル円を買いました。
以下が経緯です。
- 9月9日(金)にドル円を1枚買い、9月13日(月)午前に、10,970円売りで決済。
- 142円まで円高になったので、9月13日(月)午後に、ドル円を1枚買う。
- 9月14日(火)に、6,480円で売りで決済。その後、円高になったので、またドル円を1枚買う。
- 9月15日(水)に、円高になってしまい、前日約-5,000円になっていたが、650円になっていたので、売りで決済。
- ドル円の取引は止めて、トルコリラ円を15枚買う。
というようなデイトレードをしてましたが、来週からあまりボラティリティが大きくなるとは思わないのですので、ドル円の取引は、控えようと思います。
そもそも、証拠金が1枚57,000円と高いので、資産が50万で、500%の維持率を保持するのが難しいので、あまりできませんからね。
今週の収益は、18,100円になりました。
ドル円が142円後半の円安になり、トルコリラ円は、スワップが、960円、評価損益が、-11,290円となってますが、トータルでは、プラスになっております。
来週は、プラスになって欲しいですね。
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