常に特権モードの設定をすると、ルータ / スイッチにログインした直後から、特権モードで作業を開始できるようになります。
ユーザーモードから特権モードへログインする手間が省け、作業効率が向上します。
常に特権モードを使用
Router(config)# line con 0
Router(config-line)# privilege level 15
Router(config-line)# exit
Router(config)# line vty 0 4
Router(config-line)# privilege level 15
Router(config-line)# exit
コマンドモード:ラインコンフィグレーションモード。
コマンドリリース:10.3以降にサポート。
Telnetで接続した場合
これで、ルータ / スイッチにログインすると、以下のように表示されます。
tokyo# telnet 192.168.1.1
Trying 192.168.1.1… Open
User Access Verification
Password:
osaka#
osaka#にて、最初から特権モードになっている。
社内評価などに限定して利用すること
特権モードへログインすることなく管理者用のコマンドなどオペレーションが可能になることから、セキュリティ面において不安が残ります。従って、本コマンドの使用は社内評価などに限定し、実際のお客様先の現場で使用することは推奨されません。