2024年3月9日（土）投資結果

今週の市況観測
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  1. 3月6日（水）
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今週の市況観測

3月8日（金）の日経平均株価は、+90円値上がりし、39,688円となりました。

NYダウは、-68ドル値下がりし、38,722ドルになりました。

ドル円は、147.096円になりました。
ドル円の範囲は、146円後半～150円後半になります。

変動幅は、±4円でしたので、大きな値動きになりました。
方向としては、円高傾向になりました。

以下、2月26日（月）～3月8日（金）の日経平均株価の推移になります。

今週、値下がりをしたのは、3月5日（火）～3月7日（木）の3日間連続で、-509円でした。
値上がりしたのは、3月4日（月）、3月8日（金）の2日間で、＋288円になり、合計、-221円になりました。

日経平均株価は、40,000円台から39,000円台後半になりました。
そして、円は先週よりも4円円高になりました。

原因としては、3月18日（月）、19日（火）に日銀金融政策決定会合にて、マイナス金利政策の解除される可能性が高いということで、円高になりました。

日本の金融機関は、日本銀行に当座口座（3層構造）を保有しています。
マイナス金利導入前は、以下の利率になっていました。

基礎残高：利率 0.1%
マクロ加算残高：利率 0%
政策金利残高：利率 0.1%

金融機関は、顧客から集めたお金を日銀の当座預金に入れるだけで金利収入を得ることができましたが、2016年1月に日銀の黒田元総裁が、マイナス金利政策を導入したことにより、政策金利残高が、0.1％から –0.1％となり、金融機関は、日銀から手数料を徴収されるため、日銀当座預金に入れておくよりも利ざやを稼ぐために、法人や個人に積極的にお金を貸すことになります。

それによって、市場にお金を供給することになるので、日銀が目標としていたインフレ率2％を促すことになります。

今回は、マイナス金利政策の解除をすることになり、政策金利残高が、-0.1％から0.1％に戻されることになり、市場に供給されたお金がある程度、日銀当座預金に戻ることが予想されて、円高になり、日経平均株価が下がることになりました。

私の見解としては、既に我が国は、2023年から消費者物価指数の前年比上昇率の実績値が安定的に2％を超えておりデフレ脱却しているので、解除は時期次第でしたが、3月にマイナス金利政策の解除はないと思っていました。

しかし、今年に入ってから約2か月でドル円が150円台になり、日経平均株価が4万円を突破してしまうといった異常事態になったことから、日銀の政策委員会にて、市場の熱を冷ますために、マイナス金利政策の解除をして、過度な円安、株高を調整するという方向で話が進んでいるのではないかと思います。

それゆえ、3月18日（月）、19日（火）に日銀金融政策決定会合にて、マイナス金利政策の解除されるでしょう。