Cataystスイッチ Syslog設定

Network

TCP/IPネットワーク運用において、ネットワーク機器から出力されるログは、障害発生時に問題を切り分ける際に非常に重要です。そのログを出力するためにSyslogサーバの設定をします。

Syslogサーバを使用するには、以下の条件が必要になります。

  • IPネットワーク環境
  • Syslogサーバ(PC上のSyslogソフト)
  • Syslogを出力するテキストファイル
使用するネットワーク機器は、Catalyst 2940になります。

IPネットワーク環境の準備

スイッチに管理用IPアドレスを設定し、SyslogサーバをIPネットワーク環境に設置します。

管理用IPアドレス設定については、以下を参考してください。

Syslogサーバの準備

ServaのSyslogサーバ機能を使用します。

ダウンロードと設定方法は、以下を参照してください。

事前にSyslog出力用のテキストファイルをPCに作成しておきます。
ServaをCommunityモードで起動させます。

起動させて、上部ツールバーを右クリック→「Setting」を選択します。

以下の設定します。
  1. Syslogタブを選択します。

  2. Service Up/Downにて、SYSLOG Serverにチェックを入れます。

  3. SYSLOG Server IP addressにて、Bind Syslog to this addressにチェックを入れて、Cisco機器のIPアドレスを入力します。ここでは、Cisco機器のIPアドレスは、192.168.0.253としてます。

  4. SYSLOG Settingsにて、Forward msg to pipe ServaSyslogにチェックを入れます。

  5. Save msg to fileにチェックを入れて、「Browse」を選択して、Syslogを出力するテキストファイルを選択します。ここではデスクトップの「Syslog.txt」を選択してます。

  6. 「OK」を選択して、設定が完了です。

スイッチ側の設定

日時の設定

ログメッセージを取得する上で正確な時間が重要であるため、日時の設定をします。
現在の年月日時分秒に合わせてください。

Switch# clock set 12:00:00 1 April 2021
Switch# conf t
Switch(config)# clock timezone jst 9

ログメッセージのタイムスタンプ有効化

Switch(config)# service timestamps log datetime [ msec ] [ localtime ] [ show-timezone ]

ログ メッセージのタイムスタンプがイネーブルになります。選択したオプションに応じて、日付、ローカル タイム ゾーンに対する時間(ミリ秒)、タイム ゾーン名をタイムスタンプとして表示できます。

Syslogサーバへのログ出力レベルを設定

ログレベルは0-7あって
小さい数字ほど、重大なレベルになります。
また、1-7のレベルのログを出力したい場合は、0を指定します。

Switch(config)# logging trap 0

SyslogサーバのIPアドレスを設定

SyslogサーバがあるPCのIPアドレスを設定します。

Switch(config)# logging 192.168.0.3

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