Windows10 PowerShell コンピューターの各種情報を確認する1

Windows

従業員が使用しているコンピューターのCPU、メモリなどの詳細な情報を確認したい場合があるかと思います。

コマンドプロンプトのコマンドにて、systeminfoでも、詳細な情報が取得できますが、不足している情報があれば、PowerShellで補ったほうが効率的です。

今回は、PowerShellを使用したコンピューターの詳細情報の取得するコマンドレットを紹介します。

確認時のOSは、Windows10 21H1になります。

WMI機能とは

PowerShellを使ってコンピューターに関する詳細な各種情報を取得する際は、Windows OSに標準搭載されているWMIという機能を利用します。

WMI (Windows Management Instrumentation)は、Windows OSが搭載されているコンピューターのシステム構成要素について、情報収集を行う管理機能です。
※Instrumentationは、計装という意味です。

PowerShellでは、WMIの機能を呼び出して結果を取得する Get-WmiObjectというコマンドレットが用意されており、これを使ってコンピューターの各種詳細情報を取得します。

Get-WmiObjectコマンドレットは、Get-WmiObject WMIクラスという構文でコマンドを実行することで、情報を取得します。

詳細な情報を取得する場合は、Get-WmiObject WMIクラス の後に| Format-List -Property *を指定します。

Win32_ComputerSystemProduct

コンピューターの製品情報を取得する際は、WMIクラスの Win32_ComputerSystemProductを使用します。

コマンド例

Get-WmiObject Win32_ComputerSystemProduct

コンピューターの製品情報が確認できます。

詳細な情報を取得する場合

Get-WmiObject Win32_ComputerSystemProduct | Format-List -Property *

Win32_BIOS

BIOSの詳細な情報を取得する際は、WMIクラスの Win32_BIOSを使用します。

コマンド例

Get-WmiObject Win32_BIOS

ハードウェアのシリアルナンバーが確認できます。

詳細な情報を取得する場合

Get-WmiObject Win32_BIOS | Format-List -Property *

Win32_Processor

CPUの詳細な情報を取得する際は、WMIクラスの Win32_Processorを使用します。

コマンド例

Get-WmiObject Win32_Processor

CPUの製品情報が確認できます。

詳細な情報を取得する場合

Get-WmiObject Win32_Processor | Format-List -Property *

Win32_PhysicalMemory

物理メモリの詳細な情報を取得する際は、WMIクラスの Win32_PhysicalMemoryを使用します。

コマンド例

Get-WmiObject Win32_PhysicalMemory

メモリの容量や速度が確認できます。
情報量が多いため省略してます。

詳細な情報を取得する場合

Get-WmiObject Win32_PhysicalMemory | Format-List -Property *
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