今週の市況観測
5月2日(火)の日経平均株価は、+34円値上がりし、29,157円となり、ようやく29,000円台に到達しましたが、アメリカの地銀破綻連鎖という不安定な要素があり、気が抜けない状況が続いています。
5月5日(金)NYダウは、+546ドル値上がりし、33,674ドルになりました。
ドル円は、134.820円になりました。
ドル円の範囲は、137円後半~133円前半になります。
変動幅は、±4円でしたので、大きな値動きになりました。
方向としては、円高傾向になりました。
我が国では、5月3日(水)~5月5日(金)まで、ゴールデンウイークの連休ともあり、株式市場は休場になっておりますが、この間、為替と株価指数先物が乱高下することになりました。
ドル円は、5月2日(火)は、137.770円の円安から5月4日(木)には、133.490円まで円高になり、そこから、5月5日(金)は、134.820円の円安になりました。
また、日経平均先物は、5月4日(木)は、-510円になりましたが、5月5日(金)は、-85円と大幅に回復しています。
この為替と株価指数先物の乱高下の原因としては、FRBの利上げにより、アメリカの地方銀行にて、テックベンチャー企業の資金繰り環境の悪化や債券の運用益の低下に伴い財政が悪化してしました。
それに伴い、株価が下落することにより、不安を覚えた顧客が預金を引き出したり、財政が安定しているメガバンクに預金を移動させることにより、預金が流失してしまい破綻することになりました。
以下、直近で発生したアメリカの地方銀行破綻になります。
- 3月10日(金)シリコンバレーバンクの破綻。
- 3月12日(日)シグネチャーバンクの破綻。
- 5月1日(月)米ファースト・リパブリック・バンク経営破綻。
5月1日(月)米ファースト・リパブリック・バンク経営破綻は、史上2番目の規模の破綻で、経済に与える影響が大きいものでしたが、JPモルガン・チェースが買収をすることにより、信用不安を収拾できたかのように見えました・・・。
しかし、買収以降も信用不安が収まっておらず、5月2日(火)~5月4日(木)まで、地方銀行の株価が下落することになりました。
さらに追い打ち掛けるように、5月3日(水)米連邦公開市場委員会(FOMC)にて、0.25%引き上げを決定しました。
今回の利上げでフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは 5~5.25%となりましたが、利上げが今回で打ち止めになる可能性を言及しました。
しかし、それでも収まらないため、連邦預金保険公社(FDIC)は、預金保険基金を充当するための追加資金拠出について、小規模金融機関を免除する一方、大手行に大部分の負担を求める方針を決めました。
このことから、5月5日(金)連日下落していた地方銀行の株価が上昇することになりましたので、一先ずは、危機は去ったように見えますね。
それにしても、2023年5月のゴールデンウイークは、重要な経済イベントが色々あって非常にボラティリティが大きい相場でしたね。
投資結果
FX (外国為替証拠金取引)
先週から持ち越していたドル円の売りのポジションでしたが、予想通り円高になり、利益確定できました。
今週の損益合計は、+20,161円でした。
さらに、5月5日(金)に-4円という円高が円安に戻ることを予想して、トルコリラ円5枚、メキシコペソ円3枚を買いました。
見事、円安になりましたので、こちらも利益がでています。
現在、評価損益は、+28,250円、スワップポイントは、+740円で、+28,990円になりました。
今までのトレードでここまで自分の思惑通りになることはありませんでしたので、自分でも驚いています。
今回うまくいったことに、驕らず謙虚に、コツコツと利益を伸ばしていきたいと思います。
株式投資
日本株を買いました。
追加銘柄は、以下の通りです。
- JPホールディングス
- 日本碍子
先週より、-15,682円、含み益が減り、+168,586円です。
先週よりも商船三井が、-18,500円下落したので、含み益が増えましたね。
最近は、海運株が下がり基調になっているので、来週は、利が乗っている銘柄を売却して、別の銘柄を買おうと思います。
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