今週の市況観測
3月24日(金)の日経平均株価は、+323円値上がりし、27,333円となり、27,000円を維持していますが、日経平均株価先物は、-255円値下がりしており、週明けから、下げが予想されます。
NYダウも、+132ドル値上がりし、32,237ドルになりました。
ドル円は、130.740円になりました。
ドル円の範囲は、133円前半~130円後半になります。
変動幅は、±3円でしたので、かなり大きな値動きになりました。
方向としては、円高傾向になりました。
日米欧株の値下がりの原因としては、先週に引き続き、欧米の金融機関の信用不安にて、市場が悲観的になっているからです。
先週の21、22日のFOMCにて、利上げ停止か利下げがある可能性が高いと思っていましたが、予定通りフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.25ポイント引き上げ4.75~5%とすることを決めました。
欧州においては、破綻危機があったクレディ・スイスがUBSに買収されましたが、※AT1債(CoCo債)と呼ばれる社債(約2兆2800億円)を、一夜にしてスイス当局によって無価値されてしまいましたので、これを買っていた世界中の投資家達が損害を受けることになりました。
そのことから、※AT1債を扱っていた欧州の銀行に影響を与えてしまい、特にドイツ銀行は、この社債をたくさん取り扱っていたために、市場に不安が広がり株価が一時-14%下がってしまいました。
※AT1債は、偶発転換社債(contingent convertible bonds:CoCo債)とも呼ばれ、2008年の金融危機後に、新しいタイプの固定金利資産として登場した。国債のような一般的に安全性が高いとされる資産よりも、高い利回りを提供するリスクの高い債券の一種だ。
例えば、10年物米国債の利回りは現在約3.58%だが、クレディ・スイスのAT1債の表面利率は9.75%だった。
また、AT1はハイブリッド債であり、銀行の財務状況が一定水準を下回った場合、株式に転換することもできる。これは、危機の際に銀行の資本レベルを引き上げ、負債を減らす役割を果たす。
引用元:George Glover [原文] (翻訳:仲田文子、編集:井上俊彦)
Mar. 24, 2023, 07:30 AM
欧米の銀行の信用不安は、今後も継続しそうです。
しかし、このような危機があれば、欧米の政府、中央銀行は、利上げ等の金融引き締めを解除して、再び金融緩和を実施する口実ができたのではないかと思います。
既に我が国の中央銀行である日銀は、無制限に金融機関の保有している国債を買って市場にお金供給し、株式市場では、ETF、REIT、投資信託を買う政策をしてますが、近いうちに、欧米の中央銀行も同じことをするかもしれませんね。
そうなれば、資産バブルが再び起こりますね。
投資結果
FX (外国為替証拠金取引)
ドル円が、130円台の円高になってしまい、損失は覚悟していましたが、意外に強かったので驚いてます。
現在、評価損益は、-101,650円、スワップポイントは、+10,392円で、-91,258円になりました。来週からも円高方向になるので、損失が増えそうです。
なるべく時間を稼いでスワップポイントが貯まるのを待ちますが、それでも厳しい状況になった場合は入金で対応しようと思います。
株式投資
日本株を買いました。
追加銘柄は、以下の通りです。
- アクサスホールディングス
先週より、+14,960円、含み益が増え、+181,470円です。
少しばかりですが、回復してきました。
3月決算の会社が多く、配当や株主優待の権利確定日であるので、配当金と株主優待が楽しみです!
欧米の銀行の信用不安で、外国人投資家が日本株を売り越していますので、割安のところで買える状況にあります。余裕があれば、少しずつ買っていきたいと思います。
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