ねこ検定中級 解答と解説 その1

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※以下の設問に答えてください。

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第1問

15歳以上の猫全体の何割くらいが、腎臓にトラブルを抱えているか?

  1. 5割くらい
  2. 6割くらい
  3. 7割くらい
  4. 8割くらい

答え=4

15歳以上の猫全体の8割くらいが腎臓にトラブルを抱えているという論文もあります。

第2問

一部の貴族のペットだった猫が、京都などで自由に外を徘徊するのら猫として、その姿が記述されはじめたのは何時代か?

  1. 平安時代
  2. 鎌倉時代
  3. 室町時代
  4. 江戸時代

答え=3

室町時代(14-16世紀):京都などで自由に外を徘徊する野良猫として、その姿が記述されています。

第3問

法改正によりペットショップなどの動物取扱業者から持ち込まれた猫を保健所は引き取り拒否ができ、終生の飼養が義務づけられたのは何年か?

  1. 2007年
  2. 2012年
  3. 2017年
  4. 2020年

答え=2

2012年の動物愛護法改正(2013年施行)によって、行政は,終生飼養に反する理由による引取り(動物取扱業者からの引取り、繰り返しての引取り、老齢や病気を理由とした引取り等)を拒否できるようになりました。

第4問

2015年度「グローバルのペット飼育率調査」で猫の飼育率1位はロシアですが、2位の国はどこか?

  1. アメリカ
  2. フランス
  3. カナダ
  4. ベルギー

答え=2

1位ロシア、2位フランス、3位カナダ、4位ベルギー、5位ドイツです。
3位カナダ以外、ヨーロッパ諸国が占めてます。

第5問

猫の瞳の色のバリエーションにないものはどれか?

  1. 黒系
  2. 緑系
  3. 黄系
  4. 青系

答え=1

猫の瞳の色には、メラニン色素の量により、青系、緑系、黄系、褐色系の4種類があります。

第6問

瞬発力に優れる猫に多い筋肉はどれか?

  1. 白筋
  2. 黄筋
  3. 赤筋
  4. 黒筋

答え=1

猫に多い白筋は、ミトコンドリアが少なく、瞬発力は高くても有酸素運動には向かないとされてます。

第7問

猫が走る時の最高時速はどれか?

  1. 約20キロ
  2. 約35キロ
  3. 約50キロ
  4. 約60キロ

答え=3

猫の筋肉は、瞬発力が高いため時速50キロのスピードに一瞬で到達することができますが、持久力がないため長い時間維持することはできません。

第8問

ネコ科動物で集団で狩りを行うのはどれか?

  1. ジャガー
  2. チーター
  3. ライオン
  4. トラ

答え=3

ライオンは唯一ネコ科動物の中で集団で狩りを行います。

第9問

猫の脳で大きく発達している部位はどこか?

  1. 大脳辺縁系
  2. 小脳
  3. 大脳
  4. 新皮質

答え=1

猫や犬の脳は、記憶や嗅覚、情動行動などに関わる大脳辺縁系が発達しています。

第10問

猫の毛色で優性のW遺伝子をひとつでも持っていると、その猫はどの毛色になるか?

  1. グレー
  2. 白黒

答え=2

W(White)遺伝子は、全身を真っ白にするかしないかを決める遺伝子です。
優性のW遺伝子がひとつでもあれば、その猫は必ず真っ白な毛色になります。

第11問

猫のストレスサインでないものはどれか?

  1. 過剰に甘える
  2. 狭い場所にいつも隠れる
  3. 毛づくろいをしなくなる
  4. 丸くなって寝る

答え=4

丸くなって寝るのはストレスサインではありません。

第12問

猫がトイレ以外で排泄する原因でないのはどれか?

  1. 飼い主と遊ぶのが楽しくて嬉ションしてしまう
  2. トイレで用を足していた時に大きな音を聞いた
  3. トイレ掃除用の洗剤の香りが気に入らない
  4. 猫砂よりもクッションなどのやわらかい場所がお気に入りになった

答え=1

猫がトイレ以外で排泄するのは、トイレが気に入らない、トイレで嫌な思いをした、他の場所が気に入っている、飼い主の気を引きたい、病気や加齢によるものがあります。

第13問

猫の爪とぎの目的ではないのはどれか?

  1. 武器としての爪をとがらせるため
  2. 異性にもてるため
  3. 縄張りを示すマーキング
  4. ストレスや緊張をやわらげるため

答え=2

猫の爪とぎは、異性にもてるためではありません。

第14問

猫に薬を飲ませる時の説明で正しいのはどれか?

  1. 投薬を嫌がる猫のストレスなど考えず無理やり飲ますべき
  2. 飲ませる人が緊張していると猫にも緊張が伝わる
  3. 投薬を嫌がる猫の場合、2人で協力して飲ませるのはよくない
  4. 症状が治まったら薬が残っていても速やかに投薬をやめる

答え=2

飲ませる人が緊張していると猫にも緊張が伝わりますので、リラックスしてから投薬をしましょう。

第15問

猫のおしっこについて間違っているのはどれか?

  1. 健康なおしっこはうすい黄色である
  2. においがしなくなるのは慢性腎臓病や糖尿病のサインである
  3. 細菌性の膀胱炎にかかると、おしっこのにおいは弱くなる
  4. オレンジ色のおしっこは肝不全の疑いがある

答え=3

細菌性の膀胱炎にかかると、おしっこのにおいは強くなります。

第16問

健康な猫の目やにの状態と色はどれか?

  1. 目頭に少量で赤褐色
  2. しっとりとしていて白色
  3. ねばねばとしていて黄色
  4. どろどろとしていて黄色緑

答え=1

赤や赤褐色の目やにが目頭に少量ならば、新陳代謝による正常なものです。
白、黄~緑色の場合は、細菌やウイルスの感染が疑われます。

第17問

猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)について間違っているものはどれか?

  1. ケンカの傷などから感染することが多い
  2. くしゃみなどによって空気感染する
  3. 感染が確認されても一生発症しないこともある
  4. ワクチン接種で予防することができる

答え=2

猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)は、血液や体液から感染します。

第18問

猫痤瘡(ざそう)の説明で正しいのはどれか?

  1. 身体に強い衝撃などが加わることで、筋肉や骨が損傷する
  2. 同じ姿勢で長い時間横になることで、皮膚や金にが壊死する
  3. 猫のにきびで、主に下あごに黒いぽつぽつや赤発疹ができる
  4. ホルモンの分泌が低下して皮膚が黒ずみ、毛づやが悪くなる

答え=3

猫のあごや口周りにできたブツブツは、「猫挫瘡(ざそう)」(猫のニキビ)という皮膚の疾患です。

第19問

猫の毛球症とはどんな症状のことをいうか?

  1. 毛繕いで飲み込んだ毛が排泄されず、大きな塊となって胃腸の働きを妨げる症状
  2. 毛繕いでなめた毛を頻繁に吐く症状
  3. 毛繕いができず、身体全体に毛玉ができてしまう症状
  4. 肛門のまわりに排泄物の汚れと一緒に毛玉ができてしまう症状

答え=1

猫の毛球症(もうきゅうしょう)とは毛づくろいをしたときに少しずつ飲み込んだ毛が胃や腸にとどまって、胃腸の症状を引き起こす病気です。

第20問

熱中症の応急処置で間違っているのはどれか?

  1. 足先の肉球を重点的に冷やす
  2. 涼しい場所に移動させる
  3. 全身を水につける
  4. 濡れたタオルで全身を包む

答え=1

熱中症の応急処置で、足先の肉球を重点的に冷やしても効果はないです。

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